主よ、あなたがセイルを出、 エドムの地から進まれたとき、 地は震い、天はしたたり、 雲は水をしたたらせた。
「主はシナイからこられ、 セイルからわれわれにむかってのぼられ、 パランの山から光を放たれ、 ちよろずの聖者の中からこられた。 その右の手には燃える火があった。
その時地は震いうごき、 天の基はゆるぎふるえた。 彼が怒られたからである。
雲は水を注ぎいだし、空は雷をとどろかし、 あなたの矢は四方にきらめいた。
彼が、地を震い動かしてその所を離れさせられると、 その柱はゆらぐ。
あの時には、御声が地を震わせた。しかし今は、約束して言われた、「わたしはもう一度、地ばかりでなく天をも震わそう」。
神よ、あなたは豊かな雨を降らせて、 疲れ衰えたあなたの嗣業の地を回復され、
あなたの雷のとどろきは、つむじ風の中にあり、 あなたのいなずまは世を照し、地は震い動いた。
すなわちそれに命じて言った、「あなたがたはわたしの主人エサウにこう言いなさい、『あなたのしもべヤコブはこう言いました。わたしはラバンのもとに寄留して今までとどまりました。
われわれはあなたによって、 いにしえから治められない者のようになり、 あなたの名をもって、 となえられない者のようになりました。
山は彼の下に溶け、谷は裂け、 火の前のろうのごとく、 坂に流れる水のようだ。